AREA Tokyo Parisのスタッフがフランス現地からの最新情報をお届けしているブログ

「ボンジュール トーキョー。こんにちはパリ。」。

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 Shio Sasaki

 

みなさま、こんにちは!

今回は私個人に起きたちょっとした出来事(本人にとっては大事件!)をお話しさせていただきます。

 

私は「鳥」が苦手です。中学生の時、友達のエンちゃんの肩にごみを漁っていたカラスが突然飛び乗った日から、決定的に鳥が怖くなってしまいました。カラスが道にいたら、私が遠回りをして避けるくらい苦手です。

 

そんな私に悲劇(喜劇)が訪れました。

私が住むパリのアパルトマンに、ある日突然、ハトが住みついたのです。

初夏のある夜、10時ごろ少し暑かったので窓を開け、いつもの様子に変わりがないことを確認。その後、夜中の2時に目が覚めて窓を閉めようとした時です。

すごい至近距離から勢いよくハトがバサバサっと飛びたちました。

 

そして、そこにあった窓辺のプランターにハトの巣と卵がひとつ!!

 

この4時間で巣作りと産卵が行われていたとは…!

 

 

その時の私の衝撃たるや、言うに尽くせない困惑ぶりでした。

 

野鳥保護法で巣と卵を除去するのは業者でないとできないこともあり、これも何かの縁と自分を言い聞かせ、やむなくハトの巣立ちが終わるまでハトの子育てを見守ることにしました。しかし、鳥がこわいので、家に帰ると「おそるおそる生活」です。

 

ハトはつがいでした。この2羽のハトを「クークー」と「ピッピ」と名付けてできるだけ親近感を持つように努めました。

 

よろしくね、クークーとピッピ!(汗)

 

数日後、いつのまにか卵が1つ増えて2つになりました!

これも本当に驚きました!

 

 

メスとオスは代わる代わる常に卵の上で微動だにせず、卵を温め続けます。

まるでハトの置物みたい。でもその姿を見ていると、卵を守ろうと必死なのが伝わってきます。

 

 

私も次第に慣れてきて、パッと見ただけでオスとメスの見分けができるようになりました。クークーとピッピは街によくいる「ドバト」ではなく、「キジバト」の一種のようです。

 

それから、3週間。ある休日の朝、いつもの日課でおそるおそるクークーとピッピの様子を見に窓辺に近づくと、、、

 

ヒナの誕生です‼

 

おめでとう、クークーとピッピ!!

 

とりあえず、元気な2羽の誕生に私も安堵し、子供たちの無事な巣立ちを祈ったのでありました。

 

ハトも頑張って生きているんだな!(当たり前かもしれませんが)

 

次回は巣立ちまでのお話です。

お楽しみに!

 

 

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