AREA Tokyo Parisのスタッフがフランス現地からの最新情報をお届けしているブログ
「ボンジュール トーキョー。こんにちはパリ。」。
最新記事を更新しましたので、ぜひご覧ください。
Shio Sasaki
パリでは12月に入って寒さが日に日に増し、空気の冷たさがより一層クリスマスの雰囲気を演出しているように感じます。寒くなるほどに室内の窓辺からもれる灯りが暖かく見えて、部屋に飾られているクリスマスツリーは人々をワクワクした気持ちにさせてくれます。
<写真:パリのクリスマス風景>
この時期になると、フランス人は家族や友達へのクリスマスプレゼントを探して回るのが習慣です。AREAパリ店では今年、有田焼と美濃焼の食器にフィーチャーして選りすぐりのコレクションを発表しています。今回はその中のいくつかの作品をご紹介してみたいと思います!
<写真:パリ店内の食器スペース>
佐賀県の有田焼と言えば、400年の歴史を持つ磁器産地として知られています。陶石を砂状に砕き土に練りこんで形成するので、材質として硬く、その分薄くて軽い、使いやすい器ができあがります。またこの素材のおかげで白く焼きあがるのも有田焼の特徴です。
今回紹介する「福泉窯」の作品は、この白地に伝統的な柄を手書き絵付けすることで有名です。染付の美しい青色が料理を引き立ててくれること間違いなしです‼
<写真:有田焼(皿と繭型箱)>
もう一つ今回ご紹介するのは、岐阜県の美濃焼です。
こちらは奈良時代に始まり、安土桃山時代に全盛期を迎えた1000年以上の歴史をもつ陶器の産地です。温かみのある手作りの陶器で、日本の「侘び寂び」を表現した作品も多く見受けられます。
<写真:美濃焼(瀬戸黒と黄瀬戸)>
鉄釉を使い、いぶし銀の光沢を放つ「瀬戸黒」には、ガラス釉で艶やかなアクセントを施し、他にはないクールさを醸し出しています。
一方、「黄瀬戸」はやさしい黄金色の上に、織部の釉を用い印象的な緑の柄を残しています。
素朴な雰囲気の中に、何とも言えない日本独自の感性が光るデザインです。
華やかな絵付けの有田焼とシンプルな中にもぬくもりが感じられる美濃焼と、どちらもそれぞれの良さがあり、パリの人々にはどちらもそれぞれ人気です。
料理を盛り付けて素敵なディナーを楽しむも良し、そのまま部屋に飾ってデコレーションにするも良し、プレゼントにもらったらいろいろ楽しめそうですね!
さあ、皆さん、今年は何をプレゼントに選びますか?
大切な人達の笑顔を思い浮かべて、プレゼント探しを楽しんでみてはいかがでしょうか。
■店舗名:AREA Tokyo Paris
■所在地:4 rue de l’université 75007 Paris FRANCE
■Tel. : 33 (0)1 40 13 04 81
■Mail : paris@area-japan.co.jp