stand mirror SUGATAMI

MIRRORS

光源に誘われた私が顔を上げると暗闇の先に青白い顔をした私が浮かび上がった。数度瞬きをし、それがスタンドミラーだと理解した。壁に持たせるミラーではなく、自立したスタンドミラーだ。クラッシックとモダンがより高みで止揚した、としか表現できないようなデザインだと思った。ミラーと木枠の間の余白の濁った色に不思議な磁場があった。その時、背後から私を呼ぶ声がした。





stand mirror SUGATAMI