Space Coordination
Project name CASE 001
床、壁、天井を工事する。置き家具のコーディネートだけでは手に入らない空間美を得る為には、必ず必要となる作業だ。中央区の高層マンションのパノラマと計算され尽くした空間デザインのコラボレーションが生みだした、まったく別次元の境地がこのO邸だ。外資系ホテルに勝空間をというリクエストに応じて作られた作品。
Project name CASE 002
古城のほとりにあるマンション。縄手という地方から土地の歴史、文化を調べ上げた上でデザインした空間。縄が交わる=文化の融合、長じて人と人、人とその土地、そんな交わりを大切にしたいというご希望から、造作家具の随所に縄の交わるサインがデザインされている。誰がどこに住まうか、それを考察して空間にサインを記す、AREA独自アプローチだ。
Project name CASE 003
長大なウォークインクローゼット、迫力のあるアクアリウム、白で統一されたパウダールーム。それらを筆頭に、この家にはこれでもかと沢山のギミックが潜んでいる。ここだけに書き下ろした家具デザインも多数。大人の秘密基地のようなデコレーション計画は、施主であるK氏の魅力をより以上に発揮させている。ソファ「ガーデン」も空間に良く映えている。
Project name CASE 004
都会のラウンドビューが美しい一部屋に落とされた空間設計。ガラス、ミラーなど反射系アイテムを繰り返すことで得られる浮遊感と非日常感。「高級ホテル以上」というAREAリノベーションにおけるマニフェストを見事に体現している。オリジナルソファ「セトル」のファブリックを紫に設定した時点で、この空間の性格が決定したと言っても過言ではない。
Project name CASE 005
ボタニカルパターン(植物柄)ウォールペーバーが特徴的な空間リノベーション。壁のデザインは石、漆喰、デザインクロス、クッション張りなどさまざまな選択肢がある。天井までのグリッドスペースの壁面収納は、コーナーにデッドスペースを作らない工夫が施されている。落ち着いた仕事のできるデスク周りを心がけた、女性のためのデザイン。
Project name CASE 006
チョコラータと名付けられた壁面収納はウォールナット材を立体的に組み木し、トップに本革を貼った意欲作だ。2セル、4セル、6セルと開き方が異なるのが楽しい。10年も使い込めば本革に艶が出てくるであろう。窓枠、ドアや引き戸などの建具、そしてフローリングにいたるまで、この作品は完全リフォームで作り込んだ。とある音楽家のためのオリジナル空間。
Project name CASE 007
美しい壁面収納を作るのに必要とされるのは、「美しい素材」とデザイナーの「秀でた力量」だ。現場ごとに一つ一つの違う壁をどのように解釈するか、その問いに対して千変万化のアイデアが必要となる。それは、壁の段差をモノともしない流れるような設計や絶妙なタイミングで現れるワインセラーなどに表れる。
Project name CASE 008
LDKという一体化したスペースは、ともすると画一化したデザインに落ち入りがちだ。そんな時は、素材を変えてグラデーションの2トーンにしてみよう。絵の奥行きを見せる濃淡のような移ろいを見せる事ができれば、一段上のコーディネートとなる。
Project name CASE 009
チークの板目を横に連ねてアカデミックなムーブメントを作ると単なる木製のプロダクトがどこか現代アートのように見えてくる。繰り返されるロールパターンは本物の突板を使用する為、実は同じ模様が一つもない。白い石とのコンビネーションが秀逸だ。この空間のために製作した大型の引き戸はレールに工夫を重ね、力をかけず軽く開くように開発した。
Project name CASE 010
美術館のようにスペースをゆったり取ってコーディネートした空間。オリジナルソファ「UNION」を大きく贅沢に配置し、その分ダイニングテーブルを小さく圧縮した。リビング重視のLDスペースだ。すっきりと仕上げたベランダが、居心地の良い小スペースになっている。
Project name CASE 011
1960年という時代を現代に生み直す作業。それには、いくつかの約束事がある。キリッと引き締まった直線となごむ曲線美が織りなす一種独特の郷愁感。このプロダクトは「60年代のSEIKOの腕時計のような空間を」という面白いテーマをクライアントからいただいて製作した。