Shio Sasaki

 

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
パリは3月16日に外出規制が始まり、約1カ月半が経ちました。

 

フランス人は政府の意向をよく理解し、かなり真面目に過ごしているように思います。外に人はほとんどいませんし、食料品店、薬局以外のお店はすべて閉まっています。まあ、決まりを守らないと罰金なので、その効果が大きいと思いますが…。

幸いにも生活必需品はスーパーで問題なく手に入るので、生活には困りません。普段はマスクが大っ嫌いなフランス人もさすがに今回ばかりはマスクを着用しています。
お陰様で、私たちも体調を崩すことなく、外出規制が解かれる5月11日を心待ちにしています。

 

外は春真っ盛り。快晴の日が続き、気温は20度前後。最高のお散歩日和。ですが、今はステイホーム。窓を大きく開けて春の風を感じています。

 

 

先日、家の近所の昔ながらの小さな食料品店に、たくさんの生花が置かれているのを発見しました。花の業者さんが車で直接持ってきてお店の外にもたくさん並べていたので、お店は元気なお花で溢れていました。今は普通の花屋さんは営業できません。私たちは花を買って家で活けることができずにいたので、食料品店にお花とは嬉しい発見でした!
ステイホームの生活に少しでも彩を持たせようと、たくさんの人が並んで花を購入していました。もちろん、列は1.8mの間隔をあけて並びます。

花のある生活。ただ季節を感じるだけではなく、花にはやっぱり自然な色気があって、見ているだけでちょっとあったかい気持ちになりました。きっと花たちも皆に愛でてもらって喜んでいると思います。

 

日本の皆さまも、今しばらくはお家生活を充実させて、くれぐれも体調に気をつけてお過ごしください。